ここまでテクニカル系、オシレーター系、そして独特なフィボナッチと3種類のテクニカル指標について取り上げてきましたが、どれも得意とする分析の分野は違っています。
どれか1つだけで投資判断をするというのでも良いんですが、複数を組み合わせてやることで、判断の精度も上がりますし、売り買いのサインも増えて投資機会が多くなります。
また、それぞれの指標には弱点もあります。
テクニカル系は大きな上昇・下降局面には強いのですが、短い期間でコロコロと上昇・下降が変わる時、あるいは横ばいでしばらく揉み合う局面では分析用のツールとしてはイマイチです。サインが出ずに待ちぼうけになることも十分にあり得ます。
オシレーター系はよほど一本調子で相場が動く局面を除けば、どんな局面でも売り買いのサインが現れて投資チャンスがボチボチあります。ただ、対象期間の設定次第ではサインが逆に出過ぎてしまって、サインに従って投資しても儲からなかったというケースがあったりもします。これを「ダマシ」と呼ぶのですが、オシレーター系にはそうした怖さがあります。
フィボナッチはあくまで判断の材料の1つにしかなりません。「半値押し」「3分の1押し」とかは言いますが、逆に言うと、半値で戻るのか、3分の1で戻るのか、3分の2で戻るのかの三択にチャレンジすることになりますし、そもそもの前提である戻りがあるかどうかは誰も保証してくれません。繰り返しになりますが、あくまで大きな流れをトレンド系かオシレーター系かでつかむ中で、追加の判断用指標として使っていくべきだというのが私の考えです。
以上のように、トレンド系、オシレーター系、フィボナッチと、それぞれには一長一短がありますので、それぞれの強み・弱みを理解して、自分に合った指標を探りつつも、いくつか組み合わせてベストの指標を求めていく姿勢が必要になるというのが私の考えです。